店長日記

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"Hanss Acostics T-30SE / IKEDA IT-407 CR-1 Matrix トーンアーム Matrix AR-32" シェルリード線セットの試聴しました。
今日は1日、台風の影響で雨でしたので"リチャード・シュトラウス アルプス交響曲作品64の第2部"をセッティングしたシステムで試聴しました。

"ズービン・メータ指揮ロスアンジェルス・フィルハーモニック The Super Analog DICS B面2部"より再生

頂上に達した喜びと山頂の崇高さが描かれる、全曲の頂点をなすともいえる雄大な部分であるが、後半は感傷的になってくる。まず、トロンボーンは、厳粛に頂上の主題を示しだす。それに続くオーボエの旋律は、登山者の喜びと反省を描くのだろう。

各管楽器の一つ一つが鮮明で弦楽器のハーモニーが美しく、それでいて全くスピーカーの存在感がなく、オーケストラがリアルに定位し、嵐の前触れではティンバーニーと弦楽器で強烈に表現されて、それにトローンボーンと管楽器そしてオルガンが加わり壮大に嵐の場面を表現されるが、その各楽器一つ一つが全く歪感がなく再現されたのは感動の一言でした。この音質が我が家で出るとは初めて体験しました。"トーンアーム カートリッジ"のセッティングに約半日かかりましたが、結果に現れ大変満足しております。

嵐が去っていく場面では、オルガンと弦楽器のハーモニーが美しく、アルプスを描写再現されたズービンメーターと演奏家との息が合った大変素晴らしいアルプス交響曲でした。

この後で"IKEDA-IT-345CR-1/T-60SE"と比較してみましたがトーンアームの導体ヘッドシェルリード線だけで、これほど音質、歪感、定位感、ワイドレンジ感が変わることに驚いた一日でした。

※使用したシステム
(アームケーブル:Black Cat Matrix Tone Arm Cable)(フォノイコライザー:Dussun R-50)(Black Cat Matrix MKⅡXLR)(Red Rose Music Rose Petalカートリッジ)

詳細ページ(PDFです)
http://www.audiorefer.com/press/pdf/20170921114910.pdf


"Hanss Acostics T-30SE / IKEDA IT-407 CR-1 Matrix トーンアーム Matrix AR-32" シェルリード線セットのセッティングについて等 
最近入荷しました"Hanss Acoustics T30SE" / "Ikeda IT-407 CR-1 Matrix トーンアーム"及び"Matrix AR-32リード線"をセッティングしましたが、約1日かかってしまいました。
ついでに"Matrix UNV-2トーンアーム"も比較のためにセットしました。

"T-30SE"本体のRega用アームベースを取り外し"ローングアームIT-407CR-1"の特注ローングアームボード右側に取付け仮止めし、"Matrix UNV-2"を後方に取り付けました。
ターンテーブルをセンタースピンドルに注意して乗せます、この時ターンテーブルのセンターとセンターシャフトがこすれないよう注意してください。ガタがないように高精度加工になっておりますので要注意です。

※(ターンテーブルのスピンドルシャフトとベアーリングの接触の具合をシャフトホルダー(底の調整ネジ)で、今回はシャフトがベアーリングに軽くあたる程度に調整。ターンテーブルのセンターシャフトを軽く押しますとシャフトと中のベアーリングがコツコツと音がします。このコツコツ音がしなければシャフトがベアーリングにあたっていません。またターンテーブルを完全にフロートさせることもこの音で判断できます。)

あとはトーンアームのオーバーハング/高さ/ラテラルバランス/インサイドフォースキャンセラー/針圧調整等々非常にシビアな調整で、これ等にかなりの時間がかかりましたが、レコードの音の良し悪しはこれで決まります。音の定位感、左右のクロストーク、バランス、ビりツキ等々のチェックには、何度も繰り返しレコードを聴き、その都度調整することをお勧めいたします。
 
今回は久し振りにロングアームをセットしましたが、アナログレコードの音質、音楽をより良く再現するには、今更ですがその後のセッティング如何(各自のセッティング方法)に拠って左右されます。

今回使用したこの"Hanss Acoustics T-30SE / IKEDA IT-407 CR-1 Matrix トーンアーム / MATRIX AR-32 / Matri UNV-2"は、皆様がそれぞれに独自のセッティングを追求して(アナログレコード再生の)音の良さを楽しみながら創り上げていく、そんな製品システムとなっています。

関連ページ
http://www.audioreferencedirect.com/news-detail/26
"ADC MC-1.5 MC カートリッジ" と "Red Rose Music Rose Petal カートリッジ" を比較!
"Red Rose Music"とは"Mark Levinson氏"の第3の会社で弊社でもその製品は輸入販売していました。
その当時に"Mark Levinson氏"と私とで共同開発したカートリッジが"Rose Petal MCカートリッジ"でした。

久し振りに聴いてみるとやはり"Mark Levinson"好みの音で懐かしくなり、次に"ADC MC-1.5"で聴いてみると、決して音質では劣ることなく、それどころかレコードのトレース能力に関しては"ADC MC-1.5"の方ががすぐれているようにさえ感じました。

"Rose Petal"はアルニコマグネットを使用する事によって音の力感に独特なキャラクターが生まれ、当時の "Model3 Sigunature プリアンプ" "Mode2 Signature パワーアンプ" そして "リボンタイプ Referencerスピーカー" を鳴らすには最適なMCカートリッジでした。

...その頃の"Rose Petalカートリッジ"の価格はUS$3,000.00程でした...

"Mark Levinson氏"とは今でも連絡があり、40数年来の友人です。
"ADC MC-1.5" MCカートリッジの試聴の結果、約38年前のカートリッジと思えない "ワイドレンジの音質" と "カートリッジトレース能力" に驚きの一言でした!
〜"ADC MC-1.5"は1980年代に発売されたアメリカブランドのカートリッジで "軽量・高出力・精密" なMCカートリッジとして話題になった製品です。今回セットでアナログレコードファンに特別価格にて提供致します。現代のMCカートリッジと比較しても音質・トレース能力には決して引けを取らない性能と音楽性に自信をもってお勧めできるセットです。〜

ヘッドシェル・シェルリード線は"Matrix AR-C2" http://www.audioreferencedirect.com/product/22 / "HD-1ヘッドシェルセット" http://www.audioreferencedirect.com/product/54 がお勧めです。

(1)"ADC MC-1.5 Cartridge"主な規格
(軽量・高出力・高精度MCカートリッジ)(発電方式:MC型)(出力:0.9mV)(針圧:1.2-1.8g)(周波数特性:10-50,000Hz)
(チャンネルセパレーション:28dB [1kHz](チャンネルバランス:1dB)(負荷抵抗:100-50kΩ [最適100Ω])(内部インピーダンス:R95Ω)(針先:0.35x1.6mil)(自重:5g/チタンパイプカンチレバー採用) 
オープン価格 ※1982年発売時 ¥29,000"

http://www.audioreferencedirect.com/product/76

Ikeda 9TT cartridge にMatrix Ultra AR-C8 / Siltechリード線を付けての音質の違い!!
Ikeda 9TT オリジナルリード線を外し{Black Cat Matri Ultra AR-C8 Siltech}を取付、更にトーンアームケーブル{Ghostwire Phox/ラインケーブル}も{Matrix XLR 1.5m}をフォノイコラザーに接続。

レコードはBill Evans "Quintessence"
(Bill Evans - Piano / Haroldland - Tenor Sax / KennyBurrell - Guitar / Ray Brown - Bass / Philly Joe Jones - Drums)


エバンスの70年代を代表する名作群のメモリアルコレクション!


A面 1曲目 (Child is Born)
Ikeda9TTのカートリッジの音の重心が下がり各楽器が明確になり全体の音の定位感、各楽器のハーモニーが改善された。特にテナーサックスとピアノのバランスがよく、スタジオ録音ならではの素晴らしい音質/音像空間が再現されました。

楽しいひと時でした。

Matrix Ultra AR-C8/ Siltech
http://www.audioreferencedirect.com/product/66

The Matrix MKII XLR ケーブル
http://www.audioreferencedirect.com/product/13

Ghostwire Phoxシリーズ
http://www.audioreferencedirect.com/product-list?keyword=PHOX&Submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2




Hanss Acoustics T-20SE S
※2017年6月19日追記

来る2017年7月1日ダイナミックオーディオ5555様(4階)主催"ANALOG FESTIVAL in H.A.L.3 Vol.2"にて試聴が可能となります

試聴会の詳細は、2017年06月19日(What's New)より御覧ください



T-20SESにAR-Matrix UNV2の試聴は写真のように、かなり特殊なシステムですが、これが永年にわたり私のりファレンスシステムとして使用しています。
今後もこのシステムで色々評価してゆきたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。

今回はDussun R-10SEi Pre-R-20 Power Amp-,R-50 Phono Equalizer-Daniekl Hertz M6 Pre(Only use INPUT Selector) Westminster Speaker/Aurum Cantus AST-2560 Super Tweeter
電源関連はDussun X1260 Pure power Audio Prism ACFX IECx2
Audio Cable: Black Cat Matrix XLR 1.5m, Matrix Tone arm Cable, Tube Speaker Cable 2.0m/ ETI Quintess Speaker Cable JPS Super Aluminata, /Red Rose Silver One XLR Cable/
Audio Prism Reference AC Cable x3

今回はAR Matrix UNV-2のアームの音質があまりにも変わり改めてトーンアームのケーブルの導体の重要性、絶縁層が音質に影響を与えるか再認識いたしました。
カートリッジリード線でもそのカートリッジが好みに合うか合わないかは、時間を掛けて挑戦することだと思います。これが本来のAudio Phileの苦しみ楽しみでもあります。



スタテック型トーンアームAR-Matrix 搭載Hanss Acoustics T-20SES近日発売予定
Hanss Acoustics T20SES
先に発売しましT-20SEのシルバーヴァージョンにHA-UNV2のアップグレードトーンアームを
AR-Matrix SE(近日発売)をマウントし試聴テストしました。

AR-Matrix SEトーンアームにはBlack Cat Matrix の導体16本を空気絶縁層を備えたテフロンチューブ絶縁体をパイプの中に採用したオリジナル設計です。
ヘッドシェルリード線にBlack Cat XOX Matrix UltraをDenon DL301Ⅱ取付け更にアームケーブルは
Matrix トーンアームケーブル使用して試聴しました。
そのものの音質のキャラクターはBlack Cat Cable を主宰するMr.Chris Sommovigoがリファレンスと使用しているContinnum Audio Labsのプレーヤシステムに非常に似た音質なのに驚きました。
使用システムについては来週にでもレポートしたいと思います。